とにかく広告が鬱陶しい…
ネットを使用していると、やたらとうるさい広告が出てくる。
PCの場合は気にならないが、スマートフォンを使用している場合、タッチしようとするところに表示されて、誤タッチによる画面遷移がイラッとするよね?
ということで、少しでも対策をしてみようと…。
自宅での利用を想定しているので、あまり大掛かりな仕掛は面倒なので、DNSブロッキングを試すことに…。
どこのご家庭にもあるLinuxサーバ上に設定する(笑)
一応、ラズパイやNAS上でも動作するので、その手のマシンがあるなら即導入可ですね。
我が家の場合は外向けサーバを設置する関係上、2段ルータにしている。
そこで、Linuxサーバ上に細工し、内側向けの無線LANルータのDHCP設定を変更する方針で進める。
今回導入するのは、Pi-holeを選定。
面倒でなければ、hostsファイルに全部書きこめば完了だけど、ちまちま作業するのは手間なのと、ログ等の表示ツールも備えているので、利用状況が分りやすいという点で選択。
Pi-hole導入
Ubuntuを使っているので、
ここを参考にしようかと思ったが…。
すでにWebサーバとして稼働しているし、あまりインストールはしたくない。
ということで、Dockerを使用することに。
ここを参考に、compose.yamlを作成
version: "3"
services:
pihole:
container_name: pihole
image: pihole/pihole:latest
# network_mode: "host" # For DHCP server
ports:
- "53:53/tcp"
- "53:53/udp"
- "8080:80/tcp"
environment:
# https://github.com/pi-hole/docker-pi-hole#environment-variables
TZ: 'Asia/Tokyo'
PIHOLE_DNS_: 1.1.1.1;1.0.0.1;2606:4700:4700::1111;2606:4700:4700::1001 # Cloudflare
DNSMASQ_LISTENING: single
DNSSEC: true
DHCP_ACTIVE: false
volumes:
- './etc-pihole:/etc/pihole'
- './etc-dnsmasq.d:/etc/dnsmasq.d'
# cap_add:
# - NET_ADMIN # Required only if you are using Pi-hole as your DHCP server
restart: unless-stopped
同様に、
cd /opt/pi-hole
sudo docker compose up -d
にて、コンテナ生成して実行。
初期パスワードを変更
sudo docker exec -it pihole pihole -a -p
サーバは元々、固定IPで運用しているので、その他の変更はない。
$ nslookup flurry.com pi-holeマシンIP
で確認すると、0.0.0.0と返してくるので正常に動作している模様。
念の為、他のマシンのDNSを1台変更して、動作確認する。
正常にブロックされているのを確認した。
さて、内部向けの無線LANルータのDHCPサーバの設定を変更し、DNSをpi-holeのサーバに向ける。
これで、宅内のすべての無線環境はpi-holeを使用することになる。
管理画面は、サーバIP/adminでOK。
以下のWebUIが表示される。
一晩、おいて動作確認し、朝の9時頃DHCPサーバの設定を変更した。
家族が使い始めたので、グラフも問い合わせが増えて、ブロック件数も増えている。
少々見にくいけれど、グリーンの下の方にグレイのグラフが表示されている。
円グラフの右側、赤いのがBlockedなので、しばらく様子を見ることにする。
基本的にはドメイン自体を弾くので、同一ドメイン内の広告など(例えばYoutube)は、カットできないが、アフィリエイトや怪しいサイトはブロックできる。
もともとPCではBraveを使用しているので、それ程多くはないはずだけど、スマホだと効果が高そう。
ということで、問題点が見つかるまでは、しばらくテスト運用してみる。
ちなみに、ログからWhiteListへの追加やBlackListへの追加も簡単にできるのがメリット!
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