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9月, 2020の投稿を表示しています

メールサーバの移行

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 自前のメールサーバを停止 これまで、自ドメインのメールサーバはVPS上に構築していた。 ・Ubuntu Server ・Postfix ・Dovecot ・spamAssassinと、BlackListの利用 Spam対策を行ってきたし、サーバ上でメールをトリガーにして各種プログラムを動かしたりしてきた。 メールサーバのメンテナンスは結構面倒くさくて、  ・Disk容量のチェック  ・不正アクセスのチェック  ・各種セキュリティパッチの適用 など、手間がかかる。 そこで、外部のサーバを利用することに…。 結構安くて使い勝手の良さそうなのが、「さくらのメールボックス」 3年契約で、3070円とな…。  メールアドレスは自分のだけなので、20GBまで利用可能!  (Gmailより大きいねぇ) ということで、早速契約。 アカウント設定を行って、既存のDNSを書き換える。WHOISも書き換えて完了。 SMTPとIMAPが利用できればOK。 ちょうど、GoogleがSPF設定していないと受信しないし、DKIMおよびDMARCに対応していないメールを弾くようになったので、対応しているのを確認。 さくらサーバ自体は、これまでお客さんのサーバとして何件も利用しているので、利用方法も難しくはない。  Webメールにも対応しているので、いざという場合にもありがたい。 ということで、各メールソフトの設定を変更。  PC(常時使用する3台)とタブレット、スマートフォンと台数は多いがそれ程手間はかからない。 問題は、旧サーバで送受信したメールの履歴だけれど、これはThunderbrdを使ってローカルに保存することで回避。  本当は、サーバtoサーバでMailboxに残そうとも考えたんだけど、古いメールはそれ程必要ないし、ローカルにバックアップしてあれば凌げるので、良しとする。 移行時にDNSの反映で若干時間がかかったものの、問題なく送受信できるのを確認して、作業完了。  これでメンテナンスの手間が減るので、安いもんです。

壊れたSDカードからのデータ取り出し

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 SDカードは壊れます USBメモリも壊れます…。 ということを皆さんは知らないのか、自分のは壊れないと思っているのか…。 忘れているのか…。 お客さんから急な連絡がありました。 カメラのSDカードが使えなくなったと…。 ELECOM製の32GBだというので、ELECOMに聞いてみると良いですよと、最初は返答。 すると2日ほどして、「3万円以上かかると言われたので躊躇している。一度チェックしてくれないか?」 いや、オイラがやったって、出来るかどうかわからんし…。 手間暇かけると、それくらいの費用になりますよと返答したけど、無理矢理メディアを渡され…。 仕方なく、持ち帰ってチェック。 確かに認識はしないが、fdiskで見ると、パーティションは認識している。 $ sudo fdisk -l ディスク /dev/sdb: 29.45 GiB, 31609323520 バイト, 61736960 セクタ Disk model: SD Card Reader   単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト) セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト ディスクラベルのタイプ: dos ディスク識別子: 0x00000000 デバイス   起動 開始位置 最後から   セクタ サイズ Id タイプ /dev/sdb1           8192 61736959 61728768  29.4G  c W95 FAT32 (LBA) ということは、論理的に壊れたのか? $ lsblk NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sdb      8:16   1  29.4G  1 disk  └─sdb1   8:17   1  29.4G  1 part  OKっぽい感じ…。 これなら修復可能かも…。 Photorecを思い出すのに苦労した… Linux用の修復ツールがなかなか思い出せず、なんだっけ?と思いつつ検索して分かった。 昔、HDDが壊れたときに使えないか試した記憶が…。 http://baker-street.jugem.jp/?eid=181 ここに綺麗にまとめてありました。ありがたや。 早速、インストール。

Ubuntu20.04にLibreOffice7

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 現状はLibreOffice6.4 すでに20.04が出て半年が経過したけれど、LibreOfficeなどのパッケージは安定板6系列しか配信されていない。 2020年8月6日にLibreOfficeはVersion7系がリリースされていて、結構機能アップされている。 LibreOffice 7.0 リリースノート 少し前に、Excelで採用されたtextjoin( )などが実装されている。 それから、MS Officeのデータとの互換性に重要な、インポート/エクスポートフィルタが改善されて、ずいぶんレイアウト情報等が正確になったらしい。 一応、主なものは以下の通り ODF 1.3 document support Skia graphics engine + Vulkan support. Better Microsoft Office DOCX / XLSX / PPTX support. remove Adobe Flash export support HiDPI, import/export, and other improvements. ということで、7系を入れて確認してみることにする。 Windows版は目的のバージョンをダウンロードしてインストールするだけなので、まぁ問題はなさそう。 (そもそもWindows自体ほとんど使用していないので関係ない) 現在使用しているバージョンを確認する。 6.4.5.2が標準の最新バージョンで有ることが分かる。 (サブマシン上のスクリーンショット) 更新作業 LibreOffice7系のリポジトリを追加する。 $ sudo add-apt-repository ppa:libreoffice/libreoffice-7-0 $ sudo add-apt-repository ppa:libreoffice/ppa 続いて、パッケージのアップデートを行なう。 $ sudo apt full-upgrade すると、7系を入れるけどいいか?と聞いてくるはずなので「y」で進める。 まぁ、ざらざら〜と必要なパッケージをダウンロードして、更新完了。 もう本当に、簡単で笑える。 起動して確認してみる。 ぱっと見ただけでは、区別つかないけれど、バージョン情報は明らかに違っている。 現時点での最新バージョン7.0.1.2がインスト

SIMを全面的に変更

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 格安SIMって本当に安いよ これまで、0SIM(音声用)+データSIM(データ用)の組み合わせで、ほぼ無制限のモバイル環境を作っていた。  0SIMは500MBまでは無料で、音声通話プランが700円  iVideoの超大容量SIM(900GB)で3,200円 そう、4000円でほぼ無制限で過ごしていました。900GBなんて使い切れなくて笑えます。 音声SIMが廃止… 再編が進む中、0SIMが廃止→nuroSIMに切り替わると連絡が入った。 MNPは無料らしいが、      https://mobile.nuro.jp/service.html  お試しプラン 0.2GB で 1,000円 実質値上げ。  Sプラン 2GB で 1,400円…。 音声だけ使えれば良かったので、どっちもあまりメリットがない。 そこで、LINE mobileにして、使わないパケットを娘達に分け与えることにした。  3GB 音声通話SIM で、1,480円  一応、万一の場合に備えて、3GBもあれば充分だし…  しかも、キャンペーン適用で、4ヶ月は500円+LINEポイントで手を打つことにした。 でもって、毎月1GB×2を娘達にプレゼント。追加購入すれば2,000円分 (追加購入の価格が適正でないと思う瞬間ですね) データSIMも要検討 さて、データSIMは ivideo というかなり有名な大容量SIMを格安で卸している会社から入手して使っていました。 ただ、ここのSIMは固定料金ではなく、契約時・延長時の時価なんですよね…。 前回は、初めて使用したので、1ヶ月。その後 +3ヶ月+6ヶ月と延長してきましたが、今回の延長料金を調べたら、5,000円/月を超える料金とな…。 6ヶ月以上の長期で延長しても、それ程変わらない。 う〜ん、どうせ使わない分の料金を払うのもバカバカしいので、各社プランを比較して検討すること3日…。 その間に、これまで無制限で使えるWi-Fiとか、無制限ぽく見えるけど、実質制限が存在するものとか…。(どことは書きませんが…) 無制限だったのが、破綻して、プランが変わってしまったところとか…。 いろいろ情報を確認してみたものの、結局自分の使い方でマッチするものは、ivideoだった。 まず、900GBプランのときに、1ヶ月どれくらい使っているかをモニタリングしていた。 通常

UbuntuでThunderbird78系に変える

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 Thunderbirdって使っていますか? 昔、Windowsをメインで使用していた頃は、Becky!、EdmaxとかOutlook Expressや、AL-Mailやemacsなど渡り歩いていましたが、Linuxを使い始めた頃、Sylpheed→Thunderbirdを使うようになった懐かしい記憶があります。 MacOSでも、Windowsでも、Linuxでも設定や、メールボックス・アドレス帳の移行がフォルダごと持っていくだけで環境設定が完了するという素晴らしさで、愛用しています。 新しいノートを買って、OS入れた直後に、メインマシンから.thunderbirdを固めてコピーしてやれば設定が完了するので、すごく楽なんですよね〜  なにせ、通常使用しているメールアドレスが8個ほどあるので、それぞれ設定するのは超面倒なのです…。 新版が出ているのに… 少し前から新版が出ていて、気になっているものの、Ubuntuの配信では、バージョン68系のままですね。 Ubuntuを18.04→20.04に変えてみましたが、Thunderbirdはまだ68系のままです。 でも、本家に行くと、各プラットフォームごとに78系が用意されています。 ちゃんと、32bit版もあって、少し古めのOSでも利用可能ですね〜 Ubuntuで新版を使ってみる 本家サイトから、Linux版をダウンロードしてきます。 → thunderbird-78.2.1.tar.bz2 (66MB) でした。 $ tar xjf thunderbird-78.2.1.tar.bz2  Linuxでは一般的な圧縮方法なので、普通に解凍可能です。(解凍後約213MB) すると、thunderbirdというフォルダが出来上がり、中に一式入っています。 そもそも apt でインストールしたthunderbirdは、/usr/bin/thunderbird ですが、こいつはリンクなんですよね〜。 $ ls -l  `which thunderbird` lrwxrwxrwx 1 root root 33  7月  1 23:11 /usr/bin/thunderbird -> ../lib/thunderbird/thunderbird.sh* ということで、削除しても問題ないので、さっくり消します。 $ sudo rm

csvqのbuild #2

 昨日のエントリーに情報 昨日書いた「 csvqのbuild 」に対して、作者さん(Yuki @qittu)から連絡を頂いた。 blogglerで記事を書くと、IFTTTでtwitterにエントリーを投稿するようになっているんだけど、それを見てくれたらしい。 https://twitter.com/qittu/status/1300758790812233728 丁寧に、build方法を連絡してくれました…。 ということで、念の為、確認作業を行なっておく。 インストール手順も、twitterで紹介された方法に修正されているので、その通りで問題なく完了。 $ env GO111MODULE=on go get github.com/mithrandie/csvq main.goだけを差し替えて、makeでのbuildも確認。 無事に完了しました。 で、出来上がったcsvqですが、バージョンは変わらず。 ただ、サイズは、14,517,230バイトと、350バイト程小さくなってるんだな…。(面白い!) ありがたや〜ありがたや〜。 ということで、実際の開発業務に戻ります…。

csvqのbuild

使おうと思ったら、無かった… 以前あまりに便利だったので、buildして使っていた「 csvq 」だけど、マシンを入れ替えた際に入れ忘れていたらしい…。 前にbuildした時は、さっくりと動作したので、最新バージョンを持ってきてbuildすればいいやぁと思って作業してみると、エラーを吐きまくる。 バイナリ持ってきてきても良いけど、時間がある今なので、頑張ってみることにした。 Installation Install executable binary Download an archive file from release page . Extract the downloaded archive and add a binary file in it to your path. Build from source Requirements Go 1.11 or later (ref. Getting Started - The Go Programming Language ) Build with one of the following ways Use go get $ go get github.com/mithrandie/csvq Build with strict dependencies $ go get -d github.com/mithrandie/csvq Change directory to $GOPATH/src/github.com/mithrandie/csvq $ env GO111MODULE=on go install githubに書かれているとおりに、 $ go get github.com/mithrandie/csvq すると、以下のようなエラーが大量に…。 $ go get github.com/mithrandie/csvq # github.com/mithrandie/csvq ../../go/src/github.com/mithrandie/csvq/main.go:35:17: cannot use cli.StringFlag literal (type cli.StringFlag) as type cli.Flag in slice literal: cli.StringFlag does