Ubuntu上でC#を使う
Windows7/10にVisual Studio Communityを入れれば、すんなりと環境は構築できる。
でも、メインマシンがUbuntuなので、VMのWindowsを起動して、その上で動かすのが時間もかかって面倒なのですよ…。
しかも、めったにWindowsを使わないため、起動するたびに更新の罠にはまって、使い始めるのに時間がかかりすぎるという状況。
そこで、Ubuntu上で、普通にコードがかければ楽じゃね?と思い探してみる。
コンソールアプリならOK
結果的には、コンソールならWindowsと何ら変りなく利用できることが分かった。
マイクロソフトのサイト
へ行けば、以下の手順が乗っている。
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
sudo mv microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/microsoft.gpg
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/microsoft-ubuntu-xenial-prod xenial main" > /etc/apt/sources.list.d/dotnetdev.list'
まずは、上記のリポジトリを追加
そして、以下のコマンドで.NET関係のインストール。
sudo apt-get install apt-transport-https
sudo apt-get update
sudo apt-get install dotnet-sdk-2.1.105
あとは、いつも使っているVisual studio codeで、マイクロソフト製の拡張機能を入れれば良い。
拡張機能も、ページの下の方に書かれている。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-vscode.csharp
vscodeの拡張機能で、「c#」で検索すればすぐに見つかるはず。
でもって、入れればその他必要なものは、インストールしてくれる仕様だ。
実際に動かしてみる
まずは、適当な作業用ディレクトリで、プロジェクトを作成する。
$ cd tmp
$ dotnet new console -o myApp
これで、myAppというフォルダが掘られて、雛形ファイルがザザッと作られる。
Program.csという雛形が出来上がっているので、これを編集することになる。
この辺りの、ファイル・フォルダ構成がvisual studioと同じになっているのが、ある意味素晴らしい。
実行すると以下のようなメッセージが表示される。
$ dotnet new console -o myApp
テンプレート "Console Application" が正常に作成されました。
作成後のアクションを処理しています...
'dotnet restore' を myApp/myApp.csproj で実行しています...
Restoring packages for /home/yoshimura/tmp/myApp/myApp.csproj...
Generating MSBuild file /home/yoshimura/tmp/myApp/obj/myApp.csproj.nuget.g.props.
Generating MSBuild file /home/yoshimura/tmp/myApp/obj/myApp.csproj.nuget.g.targets.
Restore completed in 492.65 ms for /home/yoshimura/tmp/myApp/myApp.csproj.
正常に復元されました。
最後の「正常に復元されました」というのは、少々気持ち悪いw
vscodeで開いてみる。
別にHello Worldは無しでも良いのだけれど…。
しかも、このままDebug可能と来たもんだ!
もちろん、以下のコマンドで実行も可能。
$ dotnet run
これなら、visual studioなしでも、ちょろっと書いてテストするには充分。
何となくMicrosoftの本気度を垣間見た気がする。
コメント
コメントを投稿
励みになりますので、簡単で良いので一言くださいませ。