Raspberry Pi5 が届いたので試用
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ラズパイ5ゲット!
国内での販売が開始されて、やっと入手できそうだったので早速注文。
少し高めだったけど、まあ仕方ないと…。
今回からSSDでの運用が可能らしいので、併せてNVMe用の拡張基板とNVMeも注文。
やっと、届いたのでSetupを行い動作検証した。
ここまでの費用
Raspberry Pi5 ¥17,800-
NVMe用拡張基板+256GB SSD £40(≒¥7,922-)
イギリスのショップでしか扱っていないかったので…ポンド払いです。
Pi5用アクティブクーラ ¥1,009-
合計:26,731-
さて、今回届いたSSD等ですが、Pimoroni社のこれです。
SSDはADATAでした。
その前に、SDカードに新しいRaspbianOS(64bit)を書き込んで、起動&動作テストです。
まあ、普通に起動して動くところまでOK。
とりあえず、pi4も動かして、比較することに。
SDカードでの比較
とりあえず、現在の性能を比較するためにUnixbenchを走らせる。
$ git clone https://github.com/kdlucas/byte-unixbench
$ cd byte-unixbench/UnixBench/
$ ./Run
結果は以下の通り
機種 | Single | Multi |
---|---|---|
Pi4B 4GB | 309.4 | 943.2 |
Pi5 8GB | 939.6 | 2500.3 |
むむむ、SingleProcessorで3倍程度。MultiProcessorで2.65倍 性能アップしています。
これは期待が大きい!
ただ、かなりCPUが発熱するのでとりあえず扇風機で冷やすことに。指で触ったら火傷した感じ(泣)
(まだクーラが届いていないので…)
NVMe装着
手順は以下の通り
- SDカードで起動する。
$ sudo raspi-config
Advanced Options → Bootloader → Latest
これでファームウェアを最新にする - SSD/USBから起動できるようにEEPROMを書き換える。
$ sudo raspi-config
Advanced Options → Boot Order → NVMe/USB - SSDを装着し、認識させる。
この時点で、DISKとして認識するのを確認する。
$ fdisk -l など - 標準ツールの「SD Card Copier」でSDカード内容をSSDにコピーする。
「New Partition UUIDs」にチェックを入れて書き込み! - /boot/config.txt に設定を書き込む。
$ sudo mount /dev/nvme0n1p1 /mnt
$ sudo nano /mnt/config.txt
ファイルの最後の[all]セクションに以下を記述
dtparam=pciex1_gen=3
ctrl+s(保存),ctrl+x(終了)←nanoのコマンド - 一応unmountして再起動
NVMeでベンチマーク
機種 | Single | Multi |
---|---|---|
Pi4B 4GB | 309.4 | 943.2 |
Pi5 8GB | 939.6 | 2500.3 |
Pi5 8GB(NVMe) | 1477.2 | 3596.5 |
Ryzen9 5900x-64GB | 2707.9 | 18185.4 |
問題点
標準の診断ソフトでも確認
Raspberry Pi Diagnostics - version 0.13
Fri Mar 1 11:01:07 2024
Test : SD Card Speed Test
Run 1
prepare-file;0;0;14969;29
seq-write;0;0;23043;45
rand-4k-write;0;0;7148;1787
rand-4k-read;16363;4090;0;0
Sequential write speed 23043 KB/sec (target 10000) - PASS
Random write speed 1787 IOPS (target 500) - PASS
Random read speed 4090 IOPS (target 1500) - PASS
Test PASS
Raspberry Pi Diagnostics - version 0.13
Fri Mar 1 11:43:35 2024
Test : SD Card Speed Test
Run 1
prepare-file;0;0;728177;1422
seq-write;0;0;744727;1454
rand-4k-write;0;0;512000;128000
rand-4k-read;168473;42118;0;0
Sequential write speed 744727 KB/sec (target 10000) - PASS
Random write speed 128000 IOPS (target 500) - PASS
Random read speed 42118 IOPS (target 1500) - PASS
Test PASS
上が、SDカード、下がNVMeの場合。
Sequential で、23MB/s → 744MB/s なので相当早くなっています。
Randomも同様に Writeが71倍 Readが10倍 なので体感速度は全然違います。
Cooler入荷
今後の課題
- 今回使用したPimoroni社の「NVMe Base」は、ジャストサイズで収まりもいいし、GPIOが全て利用できるのがメリットなんですけど、Pi5用のケースには収まらないという欠点が…。
3Dプリンタでケース設計するか、剥き出しで使うか、100均のケースを工作するかしないと、少々使い勝手が悪そうです。 - 電源を5V-5Aのものに変えておくのが無難そう…。
- PC用の4Kディスプレイを流用してテストしたんだけど、専用のディスプレイを用意すべきか悩ましい…。
- RaspbianOSでテストはしたものの、サーバ等で使用するならUbuntuに変更しようか、このまま使うか、これも悩ましい。
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