Proxmoxでサーバ構築

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これまでテスト用にi5第8世代の廃棄PCを使用してきた。 とはいえ今の所何も問題は起きていないが、入れ替えも視野に入れ予備サーバを用意することに。 - メモリ:16GB - SSD:500GB - DDNS+Let's Encrypt - Ubuntu24.04 この環境なので、すぐに構築し直すことは可能だが、とりあえずこのまま置いておいて別のサーバを立てることにする。 最初はRaspberryPiで構築しようと思ったけれど、本体電源+外付けHDD電源+ディスプレイ電源と考えると、邪魔なので廃案。 そこで廃棄しようと思っていた「Lavie NS300/N」が手元にあったので、これを利用することに。 一応バッテリーは正常に動作するので、UPS代わりにそのまま。 - Core™ i3-8145U(やや非力) - メモリ:8GB(少ないが…) - HDD:1TB なので、これまで使用しているものより、若干スペックダウン。 ただ用途は、非常勤で教えに行っている専門学校生用の練習マシンとする予定なので、まぁ問題なさそう。 Proxmox導入 直接、Linuxを導入してもよいのだけれど、今回は Proxmox を導入し、その上でUbuntu Serverを動作させる計画。 USBにProxmoxのイメージを焼いて、インストールすれば問題なく完了。 ただ、現在のバージョンはdebian - trixieがベースになっているので、若干参考になるサイトが少なめ。とはいえ旧版のは参考になるので調べつつ… HDDなだけあって、最初の起動は少し遅いものの、立ち上がってしまえば問題ない。 さぁ、VMにするかCTにするか…。 GUI使うのであれば、VMかなぁ。サーバだしCTでいいかぁ。 という程度の選定で、CT(コンテナ)で進めることに。 - メモリ:4GB - CPU:2 - HDD:20GB(root disk) - HDD:400GB(home用) - Ubuntu24.04 という構成で進めることにした。 テンプレートを用意して、初期設定を行い起動。 まぁすんなりと入った。 液晶を閉じたら、Suspendになってしまったので、若干設定変更。 $ sudo nano /etc/systemd/logind.conf HandleLidSwitch=ignore $ sudo sy...

Linuxでthin client

LTSPで苦戦した

LTSP(the Linux Terminal Server Project)というのがあって、要はWindowsのターミナルサーバーと同等なものをLinuxだけで構成するというもの。

この設定は、通常LinuxサーバにNIC2枚刺しで、片側をWAN、もう一方をLANに接続。
LAN側はDHCPサーバとして機能して、さらにネットワークブートサービスを提供するように設定するのが一般的なやり方。

この構成であれば、結構すんなり行くらしい。

でも、普通のLAN構成だと、ルータがDHCPを提供している事が多い。このDHCPを止めてLinuxをDHCPサーバとして設定するというのも、無駄な気がするし、既存のネットワークに接続して、運用という場合にリスクが高くなるので、嫌だな…と思い、別の方法を模索していた。

最終的には上手く行ったのだけれど、約1週間ほど苦戦したのでまとめておこうと思う。

既存のLANに設置する方法

いろいろと調べてみると、proxyDHCPを設置すれば、何とか行けるらしい。

最初にやった方法
pxe-pdhcpというproxyDHCPがあって、これを実行してテストする。
ソースのみの配布なので、公式サイトを参考にビルドする。

ただし、コメントにあるように配布されているソースに一部不具合があるので、修正が必要。(トータル2行の修正)
これでもwarningが1つ出ていたけれど、一応ビルドは成功する。(このソース自体古く、新しいものは出ていないので、少々心配。枯れているなら良いのだけれど…)

ところが、何度設定を見なおして、起動を繰り返しても、うまくbootできない。

様々なオプションを試し、再起動をしても上手くいかず、諦めかけていた。

異なる方法を見つけた
次に、pxe-pdhcpとは別のproxyがあることが判明。実はよく知っているdnsmasqがその機能を実装しているらしい。

これなら、使ったことがあるし、設定も経験がある。

ubuntu forumに記事を見つけたので、その通りにテストする。
親切にも、設定の手順とスクリプトなどもまとめられている。

ところが、この方法だけでは上手くブートしない。

そこで、いろいろとerror logを確認すると、途中までbootプロセスは動いていて、最後のところでbusyboxに落ちていることがわかった。

i386: Client drops into BusyBox」の記事を見て、ヒントを得た。
手動でnbd-serverを再起動してやることで、上手く起動するようになった。

手順まとめ

後で、自分も参考にするために、一連の手順をまとめておこうと思う。
$ sudo apt-get install ltsp-server dnsmasq
※ 一般的には、ltsp-server-standaloneを入れろという記事が多いが、それはDHCPサーバも機能させる場合
$ sudo ltsp-build-client --arch i386
これで、配布用のカーネルイメージを作成する。(--arch i386はintel CPU サーバなら省略可能)
$ (cat <<EOF
ipappend 3
EOF
) | sudo tee -a /var/lib/tftpboot/ltsp/i386/pxelinux.cfg/default
要は、defaultの最後にipappend 3を追加するだけ。エディタで編集してもOK

/etc/dnsmasq.d/ltsp.confをエディタ等で作成する。
#
# Dnsmasq running as a proxy DHCP and TFTP server
#
# See: http://www.thekelleys.org.uk/dnsmasq/docs/dnsmasq-man.html
#
#
# TFTP
#
enable-tftp
tftp-root=/var/lib/tftpboot
#
# DHCP
#
# DHCP proxy on this network
dhcp-range=192.168.0.0,proxy
# Tell PXE clients not to use multicast discovery
# See section 3.2.3.1 in http://tools.ietf.org/html/draft-henry-remote-boot-protocol-00
dhcp-option=vendor:PXEClient,6,2b
# Better support for old or broken DHCP clients
dhcp-no-override
# Enable this for better debugging
#log-dhcp
#
# PXE
#
# Note the file paths are relative to our "tftp-root" and that ".0" will be appended
pxe-prompt="Press F8 for boot menu", 3
pxe-service=x86PC, "Boot from network", /ltsp/i386/pxelinux
pxe-service=x86PC, "Boot from local hard disk"
dhcp-rangeのみ、自分のネットワークに合わせて変更する必要がある。
dnsmasqの設定ファイルを適用するために、サービスを再起動する。
$ sudo service dnsmasq restart
なぜか、これだけでは、再起動が上手くいかなかった。(環境のせいかなぁ)
そこで、このコマンドの代わりに、以下を利用。
$ sudo service dnsmasq stop
$ sudo lsof -i:53
$ sudo kill -9 (上記のプロセス番号)
これで、確実にdnsmasqを殺してから、起動する。
$ sudo service dnsmasq start
さらに、この後次のコマンドが必須だった。(これを見つけるのに苦労した!!)
$ sudo service nbd-server restart 
これで完了。

あとは、クライアントをPXE-Bootさせれば、サーバからイメージを取り込んで起動してくれる。

思ったより、早く起動するし、動作は快適。
これで古いマシンであっても、サクサク動くし、インストール作業も不要になるので、期待大!!

もう少し、ノウハウを集めるためにテストしようと思う。

この方法だと、今まで使用しているUbuntuをLTSPサーバとして利用できるので、環境構築が楽だし、ネットワークの設定を変更しなくて良いのが素敵。

ふ〜、1週間苦戦したのも甲斐があるってもんだ〜。

今思うと、PXE-pdhcpを使っても、最後のnbd-serverを再起動すれば動いたかもしれない…。でも、まぁいいか。


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