昔は早かったのに…
DellのInspiron700mを買ったのは2004年。それから8年も経っているんだ。
購入当初は、堅牢なデザインと、そこそこの性能で気に入っていたし、動作もキビキビしていた。確か20万円超だった覚えがある。
WindowsXPも快適に動作していた。
いつの間にか、SP1,SP2,SP3とサービスパックを当てるうちに、激遅くなっている。
たしか4年ほど前に、嫁に明け渡したのだが、最近使っている姿を見ていない。
「どうしたの?」と聞くと、「遅すぎて嫌になる…。」とな。
確認してみると、起動してデスクトップが表示されるまでに5分弱。その後まともに動作するようになるまで計10分ほど待たなくてはならない。
「駄目だコリャ…」とボソリ。
譲り渡す前に、チューニングは行なっているし、時間差でバックグラウンドでdll等読むようにしているにも関わらずだ。もちろん、常駐ソフトなんて削りに削っている。
メモリ512MBって、今思うと少ないが、OS起動にゃ充分なはず。
HDDも80GBだし、それ程利用割合も高くない。
バッテリーもヘタってきているから、AC無しでは危険。
WindowsXPすらまともに動作しないんじゃ、そろそろ引退の潮時か…。
とりあえず、こんな状況じゃ、まともに作業なんて出来るわけがない。まずは、データのバックアップをしておこう。
保存場所は、僕が指定した通り一箇所にまとめてある。これなら簡単だ。
ソフトを入れたり、設定したりというのはすべて僕の監督のものとだから、当たり前といえば当たり前。
USBぶっさして、だら〜っとコピー。
前回買った4GBのUSBメモリが、こんなところで役に立つ。ちょっと容量的に厳しいのでZIPで保存してと…。
WindowsXPに別れ
ここまで作業して、ふと…WindowsじゃなければOK何じゃ?と…。
早速そこら辺に転がっているUbuntuのCDを拾い、バージョンを確認。11.10だ。
これなら、大丈夫やろ〜と、メディアを喰わせて再起動。
ジージーとドライブが動き、あっけなくCD起動完了。
ほほう、無線LANもキーを入力するだけで利用できる。大したもんだ。
まずは、CD-bootで動作確認をする。操作のたびにCDを読みに行ったりするので、若干遅いがWindowsXPよりは速い。「え?」HDD使ってないのに、速い。
これなら、いけるぞ!ってことで、今度はHDDにインストールすることにした。
Ubuntu導入
インストーラを起動して、設定して…。ドライブが遅いせいだろうか、やたらCDのシーク音が気なる。ジージー、ジーコジーコと家族が何やってんだ?と聞きに来るくらい大きな音で動作している。
Mac上のVirtualboxで入れたときは10分弱で完了したのに、さすがマシンが遅いせいか1時間ほどかかってしまった。
再起動して、アップデートを全て入れるのに、さらに30分以上…。
それでも、ちゃんと動作するubuntuマシンに仕上がった。
無線LANも54Mbpsで掴んでくれるし、快適。
パッドも正常に動作する。アプリの起動やウィンドウの切替時に、若干息づく感じ、モタッという感じがするくらいで、まったく問題ない。
LibreOfficeだって、一息ついて起動するし…。
定番の入力メソッドmozcを入れ、ChromeのOSS版Chromiumを入れて、Googleアカウント設定したら、いつもと同じ状況になるやん!素晴らしい。
拡張機能もブックマークも全部同期してくれている。
あとは、Dropbox入れれば、通常環境の出来上がり!
今どきのディストリビューションは出来がいいですわ。
古いノートはLinuxで使え!ってことですな。
コメント
コメントを投稿
励みになりますので、簡単で良いので一言くださいませ。